ふと思い出したこと

当方が小学校の時初めて手にしたタロットカードは榊その先生のネコのタロットカードでした。

「世界で初めてのネコのタロットカード」のキャッチコピーにひかれて、お金ためて買いました。

だからこそ今でも家にあるわけなんですが…


当時主に(当然といえば当然なのですが)占っていたのは同級生で、年齢的にも近いし見ている番組も似たようなもの、親の考え方もおおむね似ていたりするから、感性が近いのが多かった記憶があります。

ですがタロットの絵柄だけは感じ方が大きく違っていて、当方は別に死神のカードなんてどうということはなかったのですけど、同級生は死神とか悪魔のカード出るとそれはもう大騒ぎで…

もう明日にでも死ぬんじゃないかってくらいの騒ぎっぷりでしたね(笑)


カードの意味をご存知の方はくすっとされてるかもわかりませんが、当時は本当にどうということないカードだったんですよ。

むしろ塔のカードとかのがイヤでした。

あの当時、やたら自分でやると塔とか吊られた男が出てた気がします。

吊られた男だって、別に首つりでなく足縛られてるだけだし、これまたどうということはないでしょう。

でもあれで騒ぐ子も多かったですね。

一般的な子供の目には怖くうつるのでしょうか?

個人的には「これ私のためのカードじゃないの」と思っていたのは女教皇で、正位置の時はそうでもないが逆に出た時の


わがままでかわいげがない

ヒステリックな女性

未婚で終わるか晩婚


てキーワードが列挙されてるのを見て、これは完全に私のことだわと小学生ながら妙に納得した…

ええ、いまだにドSの未婚ですよ(笑)


しかしそれより何より、パッと見はグレーなイメージなのになぜか強く心惹かれる1枚が。

それがコレです。



わかりやすいようにネコ柄を探してみました(笑)

しかしまったくグレーなイメージでない絵柄になっていますね。

先日見つけたカードのように、画像に説明ついてるバージョンだとこんな感じですかね。



上の画像みてようやくわかりましたけど、これご老人さんなんですね。

当方のはネコ柄で、顔が隠れていたのでそもそも男(オス)なのか女(メス)なのか、年寄りなのか修行中の若者か何かなのかよくわからなかったのです。

しかし今思えばなぜこのカードが気になったのかもナゾであります。

たぶん全体的にグレーな中で、明かりを照らしているのが印象的だったからなんですかね。


当時いじめられっ子だった当方からすると、明かりに照らされてるってだけでホッとしたのでしょうか?

しかしタロットのおかげで「あいつをいじめすぎると死神とか悪魔のカードで呪われる」などという噂があっという間にひろまって、今みたいなひどいいじめには結びつかずにすんだことはありがたかったですけど。


カードからしたら失礼きわまりない扱いだと思うのですけど、それでもやはり好奇心旺盛な子供からすれば、怖いもの見たさでなぜかいろんなことがあぶり出される、おっかない絵もある不思議なネコのカードが気になってしょうがなかったんですね。

ほぼ毎日のやうに、誰かがうちに占ってもらいにきてました。


あの当時の同級生が、もし当方がが占い師として活動始めたこと知ったらどんな顔するんでしょう。

やっぱりなー、と思うのか、意外だなー、と思うのか。

いずれ時がきたらきいてみますかね。


みなさまの気になる1枚は何ですか?

歌って踊れるドS占い師 十六夜 衣舞

占いに明るい両親の元に生まれ、3歳で星占いと誕生石の基礎を習得。現在はタロット・ルノルマン・ルーン・ダウジングなど10の卜術と1つの命術にてお悩みにおこたえしております。